昨日の毎日新聞、みんなの広場に 大橋 洋平医師から下記投稿がありました。
がん治療「生きること頑張る」
私は終末期がん患者に関わる緩和ケア医師で、がん患者でもある。 昨年、胃悪性腫瘍の手術を受け、抗がん剤治療を続けている。 これまでは患者さんに「頑張らない、諦めない」と話していた私だが、今は「諦める、そして頑張る」を唱えたい。体は弱り、過去のように生きられないから、まず今までの自分を諦める。そして今の自分を頑張る。 私は食べることが大好きだったが、ほとんど食べられない。抗がん剤の副作用、病気、そして胃が無い影響だ。 100㌔超の体重は激減した。私は「食べる=生きる」と考え、食に執着していた。 しかしダメだった。 そこで、今までのように食べることを諦めた。すると不思議にも少し食べられ始めた。 体が慣れてきたこともあるが、執着しなくなり、気が楽になったからだとも思う。もちろん元のような体に復帰できれば何よりだ。 しかし、それがかなわなくとも、命ある限り生きることを頑張るぞ!
この投稿を読ませていただき心打たれました。
大橋先生、 がんを知る緩和ケア医師として復帰できる事を願っております。
日本人の二人に一人はがんになる昨今ですが、人間は誰しも 「自分だけは病気にはならない!交通事故に遭わない」と思いがちです。 終わり人もそのひとりでしたが、 2013年6月に定期健康診断で、食道がんが見つかりました。 早期発見のため放射線治療となり、経過観察の5年が過ぎ2018年9月に無事完治の宣言をいただきました。 しかし、その間食道がんの内視鏡定期診断で、2015年・ 2017年の2回初期の胃がんが見つかり内視鏡切除手術を受けました。 食道がん・2回の胃がんも早期発見でしたので、今は元のような生活をしております。
がん治療は、日進月歩と言われております。 しかし何より勝るものは早期発見です。 そのためには検診が一番大切と身をもって感じております。